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Last updated 2002/8/15

踊る失敗捜査線 -アクセス数ってそんなもの?-

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この物語はフィクションであり、登場人物ならびに地名その他、全て架空の存在です。

「♪..チャッチャカチャーン♪.チャチャチャ♪.チャッチャカチャーン..♪」
(テーマ音楽のつもり)

ここ河川敷き署には都知事と同じ名前の「青島慎太郎」がいる。
いつも失敗ばかりやらかしている、青島刑事は今度はインターネットで思わぬ失敗に陥ってしまった。
パソコンを買い、自分のホームページを立ち上げたのたが、そう、「アクセス数が伸びない」のである。
いつも元気で明るく、飛び回っていた青島も最近はめっきりふさぎ込んでしまい、悩める毎日を送っていた。

見かねた恩田絵里先輩は、昼食に人肌に暖めた白牛乳を差し入れるが効き目は無い。
(普通は、マッジィー くらい言うよ!)

ついに、大先輩、涌長介が立ち上がった。
おもむろに立ち上がった涌さんは、青島に向かい「8時だよ!」と大声で叫ぶが反応無し。
さらに「オゥーッス!...オゥーッス!...」と呼びかけるが、青島は両手を頭の上で半円を描きお猿の?ポーズを取るだけだった。
(今時、こんなポーズを取る奴がいたとは...内心、涌さんは「営業で使える!」と思った)

そんな”しらけムード”の中、真下ユースケが飛び込んで来た。「先輩!、先輩のホームページ見ましたよ!、アレ、イイスね!」...
「めちゃくちゃカッコイイし、アクセス数も、も...も?...^^」
この”おせいじ”にもならない発言が、青島の止めを刺してしまった。
現場の空気はお察しの通りである。

(略)

ここ、第三取り調べ室では、緊急会議が開かれていた。
ホワイトボードに殴り書きで、「青島君のホームページ大改造計画」とあった。

何故か会議室の片隅には、室井敏郎捜査官が眉間にしわを寄せ下唇を少し突き出し口を固く結んで、目線を一点天井に向けて立っていた。
(警視庁捜査本部まで話が広がっているようだ。いったいどうして...?)

青島君のホームページは内容が薄かった。なんともつかみ所のないページだった。
一言で言えば、「これでもか!、毎日更新していオイラのページ」だった。
以前、青島君は「ホームページは更新が命、毎日更新すればアクセスアップ」と言うフレーズを読み、 全精力をそこに注ぐことにしていた。

しかし、毎日更新できるほどのネタも無く、色々考えたすえ、毎日夕食に何を食べたかを紹介する、 「青島の食卓」をメインテーマにしていた。

[5月9日] 外食(牛丼大盛り) NEW
[5月8日] コンビニ弁当、ワカメスープ
[5月7日] コンビニ弁当、味噌汁
[5月6日] 外食(とんかつ定食)
[5月5日] ごはん、味噌汁、野菜炒め、漬物

確かに、毎日更新されている。(素晴らしい...)

(略)

迫熱していた会議も、いよいよ最終的な局面をむかえていた。
(誰もが疲れきり、早く決着したいと表情やしぐさで読み取れた)
沈黙した空気をついにこの男が破った。(8時だよ!)

涌さん >
どうだろうか、もっと、詳細に書いたらどうだ?例えば、味噌汁の具はなんだとか...

恩田さん >
って言うか、いくらかかったか、金額を入れたら?例えば、コンビニ弁当¥480とか...

真下 >
いやいや、明日何を食べるか予告するってのは?例えば、[5月10日] みそラーメン 予告...

涌さん >(内心:どーでもいいよ、も〜)
ん〜、ってことは、もっと詳細に、金額も入れて、予告をするってのはどうだ!

恩田さん >(内心:訳ねーだろ!)
それイイ!、絶対アクセス増えると思う...

真下 >(内心:どう報告すればいいんだ?)
ヨッシャー!、先輩に報告しよう...

涌さん >(内心:ダメだ、こりゃ、...)
それじゃ、このへんで一息いれるかぁ...(志村!、志村はどーした、志村は!)

室井さん >(内心:...)
既に、2時間以上も天井を見つめたまま立っていたが、軽く二度ほどうなずいた。(さすが)

「♪..チャッチャカチャーン♪.チャチャチャ♪.チャッチャカチャーン..♪」

さて、あなたはどう思いますか?
青島君のホームページは生き返ることができるでしょうか?
河川敷き署、始まって以来この大改造は「吉とでるか凶とでるか」...

さてさて、この毎日食べた夕食を掲載するホームページはどうでしょうか?
普通なら閑古鳥サイトになってしまうと思います。(「私の食卓」だったら100%)
但し、ここに一つ重要な情報が潜んでいます。それは、極めてプライベートな情報だと言うことです。
そもそも、青島君が毎日何を食べたかなど、本人以外に知るよしの無い情報です。

もし、青島君の熱烈なファン(婦人警官を想定しましょう)だったら、常に彼が気になるはずです。
それも、極めて個人的な情報ですから”ヨダレ”ものかもしれません。
毎日、確実にチェックするでしょう。
と言うことは、青島君のファンがもっと多かったら、つまり日本中にいたらどうでしょう?
驚異的なアクセス数になると思われます。それも、毎日。
トレンドの「広末涼子の食卓」だったら、きっと凄いことになるでしょう。

さらに、「○○の食卓」のページから、「○○の良く行くコンビニ」とか「○○のとんかつ屋」など情報は掘り下げられ、 おこぼれサイトもアクセス数を稼ぎ、また、 コンビニなどでは○○さんが良く利用する「○○弁当」など新しいコピーでビジネスに利用するかもしれません。
最近、営利に走る(?)各検索エンジンサイトも、サイトの利益を優先させ(あたりまえと言えばあたりまえだが) 簡単に新規登録するかもしれません。
一生懸命頑張ったサイトはダメなのに...。そして、さらにアクセス数が増える。

結局、「そんなものかもしれません。アクセス数って言うのは」

でも、そのサイトにアクセスしている人たちは、その情報がほしいことには変わりないのでそれでいいんでしょう。
ホームページのアクセス数の現実として「こう言うこともある」と勝手に思っています。
(そう思うと少しは気が楽に...)

アクセス数に悩むより、ホームページを通じて友達(知り合い)を増やした方が得策と思っています。
少なくても、私は...

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